バルトレックスの飲み方|ヘルペスや帯状疱疹における服用期間

性器ヘルペスの治療における飲み方

バルトレックスの飲み方

性器ヘルペスの治療には、1錠中にバラシクロビルが500mg含有されているバルトレックス500mgが適しています。

用法・用量
1回の用量…1錠
1日の服用回数…2回
服用日数…5日

性器ヘルペスを発症した場合の飲み方は、1日2回、朝夕に1錠(有効成分として500mg)ずつになります。服用期間は5日間が基本ですが、初発時(急性型)の性器ヘルペスには10日間まで服用期間を延長する事が保険上認められています。

発症から服用までのスピードが早ければ早いほど、バルトレックスの効き目は発揮されます。
特に性器ヘルペスの再発を繰り返している方では、発症の直前に患部にチクチクとした違和感を感じることがあります。そのような再発の予兆を感じたらすぐにバルトレックスを服用することで、水ぶくれなどの病変を防ぐことも可能です。

逆に服用が遅れると、バルトレックスの効果は減弱します。再発性の性器ヘルペスでは、発症してから24時間以内に服用を開始しないと薬の効果は得られません。

再発予防治療では飲み方が1日1回に変わります。

用法・用量
1回の用量…1錠
1日の服用回数…1回
服用日数…1年ほど

再発予防治療での飲み方は、バルトレックスを1日1錠(500mg)服用になります。約1年間継続して行います。(正確な服用期間は患者の状態と医師の判断によって決まります)

再発予防治療とは、バルトレックスを毎日飲む事で常にウイルスを抑制し、再発を予防する治療法です。1年間服用を継続した後、効果の有無を踏まえた上で、引き続き服用を続けるかどうかを医師が判断します。

再発予防治療は、性器ヘルペスの再発を100%防ぐものではありません。治療中に再発してしまった場合には、バルトレックスの飲み方を通常の治療時と同じに戻し、1日2回(朝と夜の1日2回、1錠ずつ)飲むようにして下さい。
治療中の再発が何回も続く場合には、症状に応じて、1日2回、1錠(250mg)ずつ、または1日1回、1錠(1,000mg)ずつと飲み方を調整する必要があります。

口唇ヘルペスの治療における飲み方

用法・用量
1回の用量…1錠
1日の服用回数…2回
服用日数…5日

口唇ヘルペスを発症した場合の飲み方は、朝と夜の1日2回、1錠(500mg)ずつです。性器ヘルペス発症時と飲み方は同じになります。
服用期間は初発時・再発時共に5日間です。途中で症状が治まったと思っても、必ず5日間しっかり飲み切りましょう。

口唇ヘルペスは性器ヘルペスほど再発を繰り返す事はありませんが、完治しない病気であるのは同様です。再発の予兆としては、口の周りにムズムズとした痒みや違和感を感じる事があります。冒頭でも述べましたが、バルトレックスの飲み方で一番大切なのは、早く飲む事です。再発の予兆を感じたら、すぐに飲むようにしましょう。

帯状疱疹の治療における飲み方

用法・用量
1回の用量(500mg錠の場合)…2錠
1回の用量(1000mg錠の場合)…1錠
1日の服用回数…3回
服用日数…7日

帯状疱疹の治療では、朝昼晩と1日3回に分ける飲み方になります。1回の用量は500mg錠では2錠、1000mg錠では1錠です。合計で1000mgの有効成分を摂取するように飲みましょう。発疹が出現した後、3日(72 時間)以内に服薬を開始する事が望ましく、遅くとも5日以内に飲み始めなくてはなりません。

帯状疱疹は、単純ヘルペスよりも症状が重くなりますので、バルトレックスを飲む量と錠剤の用量が増えます。バルトレックス500mgの錠剤を使う場合には、1回2錠ずつの服用になります。

水疱瘡(みずぼうそう)の時も飲み方は同じです。

水疱瘡の場合の飲み方は、朝昼晩と1日3回、1錠(1000mg)ずつになります。服用期間は5日間です。水疱瘡は子供に多い疾患であり、体重40kg未満の子供では、飲み方が変わりますので、注意が必要です。(40kg以上であれば成人と同じ)子供が水疱瘡に罹った時の飲み方については、後述しています。
水疱瘡の治療においては、皮疹出現後 2日(48時間)以内に服用を開始することが望ましいとされています。

小児におけるバルトレックスの飲み方

小児がバルトレックスで治療を行う場合の飲み方は、年齢ではなく体重によって変わります。子供の体重が40kgを超えるようであれば、大人と同様の飲み方で問題ありません。40kg未満の場合では、錠剤ではなくバルトレックス顆粒が使われます。

性器・口唇ヘルペスにおける飲み方。

子供の体重が40kgを超える場合、大人と同様で朝と夜の1日2回、1錠(500mg)ずつになります。 40kg未満の場合においては、バルトレックス顆粒50%を体重1kg当たり1回25mgを1日2 回の服用になります。
つまり、お子さんの体重が15kgであれば、1回あたり375mgのバルトレックス顆粒を飲むことになります。ただし、1回の最高用量は500mgまでとされています。体重20kgを超える場合には、全て1回500mgになるのです。

子供の体重が10kg未満の場合は、服用回数が増えて1日3回になります。用量は同様で、1回1kg当たり25mgを服用です。

帯状疱疹・水ぼうそうにおける飲み方。

帯状疱疹と水疱瘡の時の飲み方は同様です。子供の体重が40kgを超える場合、バルトレックス錠を1日3回1000mgの服用になります。これは大人の用量と同じです。

体重が40kg未満の場合においては、バルトレックス顆粒50%を体重1kg当たり1回25mgを1日3 回の服用になります。つまり、お子さんの体重が30kgであれば、1回あたり750mgのバルトレックス顆粒を飲むことになります。1回の最高用量は1,000mgです。

腎臓が弱い方や高齢者では用量が異なる

高齢者のバルトレックスの飲み方

腎機能の低下が予想される方(高齢者など)や腎障害の患者は、少ない用量からバルトレックスの服用を始める必要があります。腎臓が弱っている方では、健康な方と比べて精神神経系の副作用が出やすいとの報告があります。通常の用量でバルトレックスを使用した場合、めまいや頭痛などの副作用が生じるリスクが高くなります。

腎臓に問題がある(可能性が高い)方におけるバルトレックスの用量は、クレアチニン・クリアランス(腎機能を測定する数値)を判断材料にして医師が決めます。必ず医師の指示に従った服用を行ってください。

バルトレックスを飲み忘れた時

バルトレックスを飲み忘れてしまった場合には、気付いた時点ですぐに服用しましょう。ただし、次に飲むタイミングとして、飲んだ時点から1回分の間隔を空ける必要があります。

バルトレックスは薬の血中濃度(身体の中の薬の濃さ)を保つため、毎日決まった時間に飲む事が大切です。1日2回のヘルペス治療の場合には、12時間ごとの服用、1日3回の帯状疱疹の場合には、8時間ごとの服用を心がけましょう。

飲み忘れてしまった場合には、薬の血中濃度が低下している状態になるので、ウイルスを抑えきれてない状態になります。この場合はすぐにバルトレックスを服用して元に戻してあげる事が必要です。しかし、2回分を同時に飲んだり、短いスパンで2回分を続けて飲んでしまうことで、過量の服用は薬の血中濃度が高くなり過ぎてしまい、副作用を招く原因になります。