ジスロマックの飲み合わせ|併用注意薬一覧と市販薬との併用について

飲み合わせに注意が必要な薬

ジスロマックとの飲み合わせに問題がある薬としては、以下の4つが挙げられます。

  • ワルファリン
  • シクロスポリン
  • メシル酸ネルフィナビル
  • ジゴキシン
  • 制酸剤

上記の薬は、ジスロマックの有効成分であるアジスロマシンとの相互作用が確認されています。使用中の薬がある場合には、ジスロマックを飲み始める前に必ず医師に相談してください。

ワルファリンとの飲み合わせ。

ワルファリンは、心筋梗塞や脳塞栓症の治療および予防に用いられる抗血栓薬です。ジスロマックと飲み合わせた場合、ワルファリンの作用が過度に増強されるおそれがあります。アジスロマイシンがワルファリンの代謝に用いられるP450という酵素を阻害します。

シクロスポリンとの飲み合わせ。

シクロスポリンは、移植手術における拒絶反応の抑制やネフローゼ症候群などに用いられる免疫抑制剤です。ジスロマックとの飲み合わせにより、シクロスポリンの血中濃度が高い値で維持されるおそれがあります。アジスロマイシンが代謝酵素を阻害することで、血中からのシクロスポリンの消退が妨げられます。

メシル酸ネルフィナビルとの飲み合わせ。

メシル酸ネルフィナビルは、エイズの治療に用いられる抗ウイルス薬です。飲み合わせた場合、ジスロマックの血中濃度が高い値で維持されるおそれがあります。メシル酸ネルフィナビルが、アジスロマイシンに対してどのような相互作用を及ぼしているのかについては明らかにはなっていません。

ジゴキシンとの飲み合わせ。

ジゴキシンは、心不全の患者などに使われる強心剤です。ジスロマックとの飲み合わせにより、ジゴキシン中毒の発現リスクが上昇するおそれがあります。相互作用により、ジゴキシンの血中濃度が過度に高くなることで中毒が引き起こされます。ジゴキシン中毒は、命に関わることのある重い中毒です。

制酸剤との飲み合わせ。

制酸剤は、消化性潰瘍や逆流性胃潰瘍などに使われます。制酸剤には水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウムが含まれます。飲み合わせた場合、アジスロマイシンの血中濃度が低下してジスロマックの効果が減弱するおそれがあります。制酸剤がアジスロマイシンの血中濃度を下げる仕組みはわかっていません。

市販の風邪薬との併用

ジスロマックと風邪薬は問題なく併用できます。ドラッグストアなどで市販されている風邪薬には、アジスロマイシンと相互的に作用を及ぼし合うような成分は含まれていません。ジスロマックと風邪薬を飲み合わせることで、副作用が出たり、吸収が阻害されたりする心配はありません。

風邪をひいて病院を受診した際には、必ず医師にジスロマックを服用中である旨を伝えてください。病院では風邪に対して抗菌薬が処方されることが多いです。ジスロマックと別の抗菌薬とでは、相互作用が生じる可能性があります。

イブやロキソニンなどの解熱鎮痛剤。

生理痛や頭痛の緩和に有効な解熱鎮痛剤とジスロマックも併用可能です。市販の解熱鎮痛剤としては、イブやロキソニン、カロナールなどが挙げられます。

ビオフェルミンなどの整腸剤。

ジスロマックの副作用を予防する目的で、整腸剤が併用されることがあります。ジスロマックでは、稀に下痢や吐き気など消化器官に関わる副作用が生じることがあります。アジスロマイシンの抗菌作用が、お腹の調子を保つ常在菌のバランスに影響を及ぼすことがあるためです。ビオフェルミンなどの整腸剤をジスロマックと併用することで、副作用の発現を抑えることができます。